第7日
リヨン駅 = ノートルダム寺院
ノートルダム寺院 - オルセー美術館
オルセー美術館 ~ コンコルド広場
コンコルド広場 - シャンゼリゼ通り
シャンゼリゼ通り ~ 凱旋門
凱旋門 = リヨン駅
リヨン駅 = ルーブル美術館
イルミネーションツアー(観光バス) パリ泊
= 鉄道
≒ 登山鉄道・ケーブルカー
- バス
→ ゴンドラ・ロープウェイ
~ 歩き(ハイキング)
朝イチでミュージアムパスとモビリスを買う
朝8時にホテルを出ました。まずは昨日営業時間終了で買えなかったミュージアム・パスを買いに駅のパリ観光局まで。
パリミュージアムパスは、2日間パリと近郊の美術館や見どころに自由に入れるというもので、39フラン(ほかに4日用、6日用もあるようです)。1日のみ2か所しか回らない予定の私たちには元は取れないのですが、「列に並ぶ時間を買う」つもりでパスを購入しました。
パスの裏に日付と名前を書かなければなりませんので、ペンを忘れずに。
次はモビリスを買います。モビリス(Mobilis)は地下鉄・バス共通の1日乗車券。今日はたくさん乗るつもりなのでこれが必要です。
地下鉄の窓口に行って「MOBILIS ZONE1 ×2」と書いた紙を渡したらあっさり買えました。こちらも日付と名前を書き入れます。
これで準備完了。地下鉄1号線に乗ってLet's Go!
パリの定番めぐりはノートルダム寺院から
Hotel de Ville という駅です。何と発音するかわかりません、フランス語全く知らないし、地下鉄車内で駅名の放送があるけど、当然微妙なところは聞き取れません。駅を出てセーヌ川方向に向かうと左手に立派な建物が(パリの建物はみな立派ですが)。例によってガイドブックで調べると「パリ市庁舎」と。ほんとうかいそれは?東京都庁とえらい違いだ。ちなみHotel de Ville の意味は「市役所」だそうです。後で調べて分かりました。
セーヌ川を渡る直前に、カミさんが右手の建物を指差した「あのとんがり帽子の建物は何?」「どれどれ、あれはコンシェルジュリー。なになに、フランス革命のときの留置場に使われていて、マリーアントワネットもいたんだって。」マリーアントワネットという言葉に反応したウチのカミさんでした。
さて、ノートルダム寺院
着いたら正面にパトカーが止まっていて何かが起こっている。取り囲む人々・・・映画化かなにかの撮影でした。
中に入ってみます。荘厳な巨大な空間。建物が人を厳粛にさせる様々な仕掛けが伝わってくる。。。がしかし観光客わんさか。祈りの場所ではありませんでした。なんだか申し訳ない気がしました。
バスに乗ってオルセー美術館へ
さてシテ島を対岸に渡り、バスでオルセーを目指します。同じバス停で待っていたカップルも同じ24番のバスに乗り込み、運転手にオルセーがどうのこうのと聞いています。途中右手、セーヌ川の対岸にルーブル宮が見え、しばらくしてバスが止まり、そのカップルが運転手とやり取りした末にバスを降りようとするので、私たちも続いて降りました。とそこはオルセー美術館の入り口近くでした。
たくさんの人が並んでいます。係員にミュージアムパスを見せると、別の入り口を示してくれ、そこからすんなりと入れました。
日本語オーディオガイドを借りるにはパスポートが必要
って知りませんでした。ただ偶然にも私はホテルのセーフティーボックスに入れずに持ち歩いていたので、借りることができました。5ユーロ。操作は簡単で、音声による説明がある美術作品には番号が表示されているので、その番号を機械に入力するだけです。首からぶら下げられるようストラップがついています。
ランチはこの美術館のレストランでと決めていました。こちらもガイドブック推奨。何といっても内装が豪華で、昔のサロンの雰囲気だとか。11時45分に開店のところ、11時35分ごろ通りかかったらもう列ができてました。私たちも並ぶことに。でも実際はそこまでする必要はなかったです。この日は並ばなくても席に着けました。
二人ともToday's Special の魚料理を注文。日本語が少しできる給仕さんに勧められてカミさんはデザート付きを注文。メインを食べ終わったころ、給仕さんがカミさんを手招きしてデザートケースへ案内してくれました。ここで選んだチョコレートパイが期待以上に美味しく、感動してました。
しかしこちらもお客はアジア系ばかりでしたねー。
レストランの天井です |
午前中は印象派のフロアを回ったのですが、二人の見るペースがあまりに違うので、二人ともイライラ。そこで昼食後は待ち合わせ時間を決めて一人で回ることにしました。
この原因はオーディオガイド
これを聞いていると、どうしても個人個人のペースにならざるを得ません。ナシなら二人であーだこーだ会話しながら回れるのですが。
カミさんはモネ、私はマネが気に入りました。でもともにすごいなーと感じたのはゴッホの自画像。盛り上がるような、メラメラ燃えるような、それでいて冷たい感じ。
歩いてコンコルド広場へ
セーヌ川を渡り返すとき、観光船が下を通りました。たくさん乗っていました。
チュイルリー公園。コンコルド広場のオベリスクの向こうに、遠く凱旋門が見えた!
コンコルド広場
ここはフランス革命時の処刑場で、マリーアントワネットも市中引き回しの上、ここで断頭台に乗せられた話は有名ですね。
しかしこのオベリスク。エジプトのルクソール神殿の本物とは驚きです。オベリスクとはギリシャ語の「串」が語源だそうで、古代エジプトからの呼び名ではないんですね。本来は太陽神や王の威光をたたえる言葉を神聖文字(ヒエログリフ)で刻んだ象徴だそうです。
古代ローマの英雄からナポレオンに至るまで、なぜこのオベリスクを権力者は欲するのか。その形から、わかるような気がします。
凱旋門に近づく、そして登る
73番のバスに乗って、凱旋門に近づきます |
適当なところで降りて、シャンゼリゼのそぞろ歩き |
地面をくぐって、凱旋門の真下に到着。大きいしキレイ |
階段を上って」凱旋門の屋上に向かいます。 ミュージアムパスを見せたら入れました。 |
シャンゼリゼ通りを見下ろします |
言わずと知れた、エッフェル塔。これもキレイ |
モンマルトルの丘方面 |
シャンゼリゼ通りは近年賃料が高騰して、昔からの馴染みが少しずつ外資に置き換わっていると、パリ在住40年の方が言ってました。それでもやはり楽しいです。スイスのときのようにさすがに歌は歌いませんでしたが、気分はまさに Les Champs-Élysées!フランス語を勉強していない人はこのつづりで「オー シャンゼリゼ」だとは分かりませんよね。
ホテルで一休みして、夜の部に備える
ここまで来るのにもけっこう疲れてしまったので、パレ・ガルニエ(オペラ座)の中の見学はやめて、いったんホテルに戻ることにしました。
メトロ1号線で西から東へ一直線。
午後6時、ついにルーブル美術館に
オルセーとはけた違いの規模、そして人。今日一日どこに行っても世界中の観光客がいっぱいいましたが。ここルーブルで極まれり。夜に来てもこの人とは。オーディオガイドは6フランだったかな。今度はハードは任天堂のDSで、高機能なのはいいのですが、まずDSを使ったことないのでインターフェースが慣れるまで大変、あと機能全体を把握するのに時間がかかります。一日中かけてゆっくりと回りたいです。
もうほんの数点しか見れませんでしたが、とてもよかったです。個人的にはオルセーより好き。美術鑑賞というより歴史探訪に近いから。絵でも「民衆を率いる自由の女神」とか、「ナポレオンの戴冠式」とか、歴史背景を想像させる作品に目が行きました。フランス史をたどるような。
フィナーレはイルミネーションツアー
最後は日本人向け夜のイルミネーション・バスツアーに参加しました。カップルや女性同士の他にも、女性一人、男性一人なんかもいて、ほぼ満席。10時にバスは出発しました。市内各所を回り、凱旋門とエッフェル塔でバスを降りて写真タイム。そのほかは車窓です。ガイドしてくれた方は、みずから「絵描きくずれです」と称する在住30年?(40年だったかな)という日本人男性。
エッフェル塔では毎夜10時、11時、12時、1時に行われる色い光の点滅の時間に合わせてくれました。
最後はムーランルージュの前を通って、数組の方と小さなワゴンに乗り換え、ホテルまで送ってくれます。確かにパリ初めてで12時過ぎにタクシー拾うのはためらわれるので助かります。
明日はついに日本に帰ります。
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