第4日
ツェルマット ≒ ゴルナーグラート 【展望台観光】ゴルナーグラート ≒ ツェルマット
ツェルマット ≒ スネガ
スネガ → ロートホルンパラダイス
ロートホルンパラダイス ~ オーバーロートホルン往復(ハイキング)
ロートホルンパラダイス → ≒ ツェルマット(泊)」
= 鉄道
≒ 登山鉄道・ケーブルカー
- バス
→ ゴンドラ・ロープウェイ
~ 歩き(ハイキング)
始発の電車でゴルナーグラートへ
「地球の歩き方」に「ホテルの朝食をキャンセルしても見る価値がある」とあった早朝のゴルナーグラート。その通りに始発で行きました。朝7時の登山電車はあまり混んでなくて、同じ情報源なのか日本人が多かったです。
この日の朝のツェルマットは低い雲が空を塞いでいましたが、これは山の上は快晴じゃねという勘があたり、列車は途中から雲を突き抜けました。マッターホルンが進行方向右手に見え始め、乗客から歓声が上がります。
樹林帯を抜け、高度を上げるていくと、翌日に登るブライトホルンが見えてきました。もう後は前後左右、朝日に輝く白い山ばかり。
30分ほどで3089mのゴルナーグラートに到着しました。皆がまず行くのはマッターホルンを正面に見る場所。ウオォー、すごい、ほんとにすごい。まさに絶景です。ほんとにすごい。これって山好きの私だけ?でもなさそうでした。
ホテル(こんな場所にあるんです)の裏手の一段高い展望台まで行くと、それは360度すべて4000mの白く輝く山々に囲まれた風景が展開します。また素晴らしいのが幾筋のも曲線を描く氷河。それがモンテローザ、リスカム、ブライトホルンなどの近くの山々が、まるで首にマフラーを巻いてなびかせているように、美しく、かっこよく映ります。
左モンテローザ4634m 右リスカム4527m |
右ブライトホルン4164m |
息を呑む、圧倒的な、神々しい、そして始発で来たご褒美でしょう、静謐な雰囲気の中でどっぷりこの自然の美に浸れます。確かに人がわいわい大勢いいたら、この雰囲気は味わえないでしょう。
ゴルナーグラートは始発がおすすめ
ユングフラウヨッホとは申し訳ないけど比べものにならないです。1時間と少しそこにいました。ホテルに戻ったら、まだ朝食の時間が続いていて、ありつくことができました。
ひと休みしてまたでかける
今日は、登りのトレーニングと高度順化もかねてオーバーロートホルン3415mに登ります。ツェルマットから地下ケーブルカーでスネガへ。そこからゴンドラでブラウヘルト、さらに大型ロープウェイに乗り継いでロートホルンパラダイスにつきます。ここで標高3103メートル。すべての乗り物がものすごい急角度で、あっという間に標高差1500mをあがってきました。
日本でいえば黒部ダムから立山へのあの角度、それもトンネル通って室堂に出るのではなく、そのまま立山の頂上までロープウェイが伸びていると想像してください。
ロートホルンパラダイスには眺めのいいレストランもあり、トイレもあります。ここから赤茶けたオーバーロートホルンの頂上はすぐそばに見えますが、なかなか遠い。一度広い斜面を下って右手にフリューアルプ方面への道を分けると登りになります。
左手前のピークがオーバーロートホルン |
下りきったところにある道標 |
最初は山腹を巻くように登って行きます。高山植物が豊富でエーデルワイスを見つけました。しばらくしてジグザグの登り。これが頂上までひらすら続きます。
エーデルワイス ヘタですみません |
こんな斜面です。ジグザグ |
しだいに高度を上げていくとゴルナーグラートからは見えなかった、モンテローザの東から流れてくるフィンデル氷河が望めます。
振り返ればこんな景色が |
1時間がんばると頂上。ここもゴルナーグラートに負けず劣らずの絶景です。ゴルナーグラートより高いし、人工物がないだけいいかも。とても良い場所です。日本人はこの日は見かけませんでした。
下のほうに小さくロートホルンパラダイスのレストランが見えます |
オーバーロートホルンはひと汗かいていい感じ
私たちはここでカップヌードルを食べようとお湯を沸かしていたのですが、ひっくり返してしまい、水をほとんど失ってしまったので、ヌードルはあきらめざるを得ませんでした。残念。
ガイドブックではロートホルンパラダイスから1時間30分ですが、私たちは1時間45分かけて登りました。
なお、このオーバーロートホルンへの登山道に4か所、写真のような眼を形どった「自由への道」というモニュメントが置いてあり、無生物の世界、植物の世界、人間の世界、そして頂上に精神の世界と題してメッセージが書かれています。それが英語、ドイツ語、フランス語でもう一つがなぜか日本語。興味ある方はお読みください。
「自由への道」の到達点 精神の世界 何だコレ |
実は帰りはここからスネガまであるいて下る予定だったのですが、二人ともハイキング3日目で少し足に筋肉痛を感じていたのと、同じく二人とも靴に違和感を感じたので、ロートホルンパラダイスまで戻って帰ることにしました。もう一つやめようと思った理由は、ここまでゴンドラ等を使って登ってくるときの斜度がものすごかったから。
ものすごい急角度です |
これを下るのかと思うと少し嫌になってしまったということがあります。私はもともと山では登りの方が好きで下りは嫌いなのです。もしオーバーロートホルンの頂上からスネガまで歩いていたら1127mもの下り。これは前腿と膝に大いに負担になります。翌日はブライトホルン登頂という今回の旅行の最大の目的がありますから、まあ英気を養うということで、やめました。
スネガパラダイスのカフェ、 |
あすはブライトホルンに登ります。
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