ガイドブック等で紹介されているハイキングコースは、下りが多いです。登山鉄道やゴンドラが便利なところなのでそういうコース取りが可能になっています。まあ確かに普段ハイキングなどしない観光客に登りの道を歩かせるのは難しいかもしれません。苦しいよりは楽ちんなほうがいい。でもこれがクセモノ。
スイスの定番ハイキングコースは初心者も楽しめるように下りが多く紹介されていますが、下りは下りで結構大変なのです。
それに結構標高差があり、膝が弱い人は注意が必要です。
たとえば紹介されているハイキングコースの標高差をみてみましょう。
○ツェルマット周辺
- ロートホルンパラダイスからスネガ 815m 2時間30分
- スネガからツェルマット 668m 1時間30分
- シュバルツゼーからツェルマット 963m 3時間
○グリンデルワルト周辺
- アイガーグレッチャーからアルピングレン 704m 2時間30分
- クライネシャイデックからウェンゲン 786m 2時間
実は標高差700メートル近くを下るのはかなりツライのです。下りは膝にくるし、転ぶ可能性もあります。特に慣れないお年寄りは経験と相談してコースを考えた方がよさそうです。その中でも私の少ない経験と地図で見た感じから、
膝に負担の少ないお勧めは
○ツェルマット周辺
- リッフェルアルプからスネガ
標高差は78mです。途中谷を渡るので下りと登りがあり実際の登高差はもっとありますが、他はほぼフラットな道で眺めもよさそう。逆さマッターホルンが望める池を通ります。
○グリンデルワルト周辺
- メンリッヒェンからクライネシャイデック
- フィルストからバッハアルプゼー往復
バッハアルプゼーまでは標高差103メートルの登り。ほとんど平坦で道も整備されています。こちらは穴場。往復というのに難がありますが帰りにフィルストフライヤーを楽しむという他にない凄いオプションがあります。
やっぱり登って下るのがおもしろい
「地球の歩き方」にはたくさんの魅力的なコースが乗っています。個人的にはバッハアルプゼーからファウルンホルンに登るというのも魅力的でした。でもスイスにそう何度も行く機会は普通の人にはありません。ですからやはり大きな観光地の近くの定番に人は集まります。それでもその中から、自分にあったコースを選べるといいですね。だからこそパッケージツアーでなくて個人旅行のほうが自由度があります。
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