2012年8月18日土曜日

旅程編 1 第1日 東京からグリンデルワルトまでの長い一日

 第1日

  00時40分東京羽田空港発パリ行きJL41便
  10時20分パリ シャルルドゴール空港発チューリッヒ行きAF1214便
  11時40分チューリッヒ空港着

  チューリッヒ空港 = ルツェルン 【市内観光】
  ルツェルン = インターラーケンオスト(乗り換え)
  インターラーケンオスト = グリンデルワルト(泊)

=  鉄道
≒  登山鉄道・ケーブルカー
-  バス
→  ゴンドラ・ロープウェイ
~  歩き(ハイキング)



 羽田空港を定刻に離陸した満席のJL041便は、朝まだ薄暗いパリに到着しました。機内はずっと窓が閉められて夜の状態が作り出されていましたが、時折誰かが少しだけ開く窓から、白夜(?)のシベリア上空の日差しが入り込んでくることがありました。

 到着後、Fright Connection の掲示板を見て、次に私たちが乗るエールフランス1214便が“G”ターミナルから出発することを確認しました。実は事前にシャルル・ドゴール空港のHPなどから
  • AF1214便は通常Gターミナルから出発する

  • GターミナルはJAL機が到着する2Eターミナルからは遠く離れたところにある

  • 入国管理は最終目的地のスイスではなく、フランスで行う

ことを確認していました。これをしなかったら多分不安になっていたと思います。
 飛行機を降りてひたすらGを目指したものの、途中Gの文字を見失い、インフォメーションに聞いたらアフリカ系の女性が親切に教えてくれました。「一度ターミナルを出て、階上外のバスに乗れ」。そうだったんですか。



 「フランスはアフリカ系の人たちが多いなあ~」というのが第1印象。それも原色の民族衣装をまとった、さまざな地域の人が目に入ります。黒人といっても漆黒の人からチョコレート色の人まで様々。



さて待ちくたびれたころようやく搭乗となり、定員100人乗り程度の飛行機に乗り込みましたが、これが定刻を過ぎてもなかなか離陸しない。結局離陸は30分後でした。そして昼12時15分、スイスのチューリッヒ空港の到着ロビーへと出たのでした。



エールフランスのパリ-チューリッヒ便の遅れせいで、12時47分のルツェルン行き電車に乗るのは無理と判断し、すべて1時間遅らせることにしました。今日の宿泊地グリンデルワルトに着くのは18時半と遅くなりますが、

ルツェルン市内観光は外したくない


もともとタイトなスケジュールだったのです。開き直って昼食をゆっくり摂ることにしました。

 チューリッヒ空港の地下に鉄道のチューリッヒ空港駅があり、私たちがTRAINの表示に向かって進んで行く途中にフードコートのような食堂があったので、ここで食事することにしました。各国料理にマクドナルドも入ったフードコートで、私はパエリア、カミさんはベトナムフォーを注文。それぞれ16フラン、19フラン。だいたいフラン90円として、1500円・1700円。高いです。話には聞いていましたが。
空港という場所がさらに値段を押し上げているのでしょう。でも成田も空港内で食べれば1000円では食べられない点は一緒ですが。ともあれ簡単に食事が取れたのは良かったです。


列車に乗る前にスイスパスのヴァリデート


をしに、スイス鉄道の窓口へ。対応していただいた女性はとても親切で、乗るべき電車が何番線か教えてくれました。来た電車は2階建て。1階は混んでいたのと、景色のことを考えて、荷物を持ち上げて2階へあがりました。4人掛け、向かい合わせの2人掛け、そしてラウンジ型の半円のソファとさまざまなシートがあります。色も含めたデザインもオシャレ。ともかく旅が始まりました。

 



ルツェルンの街に出る

初めて見たヨーロッパ、スイス、ルツェルンの街は、テレビに出てくるまさにヨーロッパの古都という風景で、なんだかテレビを見ていてるような、ここに今自分がいるのがバーチャルなような違和感を感じました。それでも歩き始めると中世の古い街並みが旧市街に残っていて、とてもキレイ。聖堂の中も天井のフレスコ画なども素晴らしく、あっという間に時間が過ぎてしましました。
駅までは小走り。ロッカーから急ぎ荷物を出して、次の列車に乗り込みました。

 
 


 



 ルツェルンからインターラーケンまでは「ゴールデンパスライン」と呼ばれる風光明美な路線で、実は日本にいるときに座席の予約をしていました。5フラン×2名。実際は1時間予定が遅れたので使わなかったのですが、

パノラマ列車でもなければ、座席予約をする必要はない


のではないかと思います。2人で向かい合わせの4人席を使っている人もいましたが、おおむね混んでいる感じはありません。

車窓からの眺めは最高
自転車も乗せられます




 インターラーケンでは降りた人の多くが急いでいるのでそれについて行ったらバーゼル行でした。念のためその列車に乗り込もうとしていた人に「グリンデルワルト(実際の発音はグリンダバル!って感じ)に行くか」と聞きましたが「ノー」の答え。インターラーケンで降りた人はユングフラウ方面に向かうという先入観があったのですね。改めてプリントアウトしたSBBの乗り継ぎを見ると2番線。荷物を持って階段を下り(エレベーターやエスカレーターはホームでは見ることができませんでした。その代わり?スロープがあります)2番線に止まっていた列車に乗り込もうとしたとき。確か途中駅で

グリンデルワルト行きとラウターブルンネン行に列車が分かれる


ことを思い出し、駅員にも確認してグリンデルワルト行に無事乗り込むことができました。
 



 列車がグリンデルワルトに近づくと車窓からアイガー(3970m)が見えます。始めてみるスイスアルプスに「おおっ」。感動、興奮。
 
 


 グリンデルワルトの宿、ダービーホテルはほんとに駅の隣というか、線路のすぐ脇に立っています。荷物を持って移動する人には本当に便利。

 


チェックインのあと、コンロのガスを買いに行ったり、スーパーに行ったりとかやっているうちに夜8時。明るいので時間の感覚が狂ってしまいます。


人気の少ない夜8時過ぎのグリンデルワルトの町


 食事の時間です。さて夕食は1日目から問題発生。買い物から戻って今晩は宿泊しているダービーホテルで食べようと思っていたのですが、店員がオーダーを取りに来てくれない。何やら団体さんが多くてんてこ舞い。あきらめて次に近い店に行きますが、こちらは満席。でその隣のホテルのレストランにどうにか入れました。こっちもなかなか対応してもらえませんでしたが、やっと食事にありつけました。カミさんはでかいソーセージ、私はサーモンをメインに。味はとても良かったですが、この最初の夜で


「メインは二人で1皿でよい」


ということを学びました。

レストランを出ると、あたりはやっと暗くなっていました。早くホテルに戻ってシャワー浴びて寝よう。
明日も早い。




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