2012年7月26日木曜日

準備編 5 やっぱり「地球の歩き方」に落ち着く


旅程を決めるのに役に立ったのはやっぱり「地球の歩き方」。30年前にインド・ネパールに行った時から私にとってガイドブックといえばこれ。当時はまだアメリカとヨーロッパと東南アジアぐらいしか出版されていなかったんじゃないかな。若者がひとりで海外旅行に出かけていく時のバイブルのようなもの。以来若者はとっくに通り過ぎた今でも、仕事で2、3日、1都市の出張の時でも私は結局このシリーズを買ってしまいます。
このガイドブックの最大の特長は次の三つでしょう。

自力でで移動するための情報・ノウハウに詳しい。

コミュニケーションのための会話例が充実している。

その国の歴史と文化、人々の生活のコラムが楽しい。何より文章が上手い。


旅の楽しさは、自分で計画を立てて自分で歩くことであり、異国の歴史と文化を理解して敬意を払うことであり、その国の人々と積極的にコミュニケーションをとって触れ合うことである、という明確なコンセプトが伝わってきます。


さて、このガイドブックを読み込んでいくうちに、スイスハイキングについて次のようなことが分かってきたのです。

ハイキングに、ガイドは必要ない


外国でハイキングをするのにガイド付きのツアーじゃないとできないと勝手に思い込んでいましたが、複数のガイドブックを見ていくうちに、もっと手軽に楽しめるものなんだということがわかってきました。先のるるぶのガイドマップなどを見れば、ルートは登山鉄道やロープウェイで登った先からの下りを紹介していることが多いし、ハードな登りもない。自分たちで気ままに歩けばいいんだということがやっとわかってきたのです。

グリンデルワルトは志賀高原の蓮沼、ツェルマットは白馬?


私が想像するに日本で一番近いイメージの場所です。もちろんスケールも人の数も全然違うしカナメの登山鉄道もないのですが、冬はスキー場で、夏も数本のゴンドラやリフトが動いており、ハイキングコースが複数ある。ガイドなんて必要としていないほどわかりやすく、思い思いに好きなコースをたどって楽しむことができるところ。

かくしてハイキングも自由に考えることができるようになりました。


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