2012年7月28日土曜日

準備編10 パリで夕食難民になるのが怖い

航空券、ホテル、鉄道と山岳ガイドも押さえて、パリ到着まではほぼ準備完了です。あとはパリでどう過ごすか。パリは到着した日の夜と次の日一日しか時間はないので、夜も有効に使いながら定番の観光地・美術館を回る予定です。

街の移動はメトロではなく、景色を見ながら市内バスで


パリの移動といえば地下鉄が便利なのでしょうが、私はできればバスで移動したいと思っています。私は旅行や出張先で鉄道(地下鉄)とバスとがある場合は、時間の許す限りバスに乗るようにしています。地図を開いて今どのあたりを走っているのかなと思いながら景色を見るのが好きなのです。
バス路線図はフランス語(あたりまえか)ですが、路線がわかりやすいです。それにホテルのあるリヨン駅のフロアマップはバス停の位置とバスの番号も記載されているので乗り場に迷うこともなさそう。Google Mapのストリートビューで確認も可能です。

さて、私は旅の移動は得意なのですが、

食事の場所を決めるのが苦手


これは外国だからというのではなく、日本でもなかなか決められないのです。カミさんと外出先で食事するときとか、「今はそれを食べる気分でない」とか、「この店はちょっと雰囲気悪そう」、とかうろうろすることが多いです。
おまけにスイスは世界的観光地ですから英語が通じると聞いていますが、パリではふらっと飛び込んだレストランに英語のメニューは期待できないでしょう。カミさんからは「夕食難民にならないように、事前に店を調べておけ」と言われています。

ルーブル美術館の入館券も予約したし、夜のイルミネーションツアーにも申し込みました。あとはレストランで右往左往しなければた旅の準備は万全!?

では、行ってきます!





2012年7月27日金曜日

準備編 9  レイルヨーロッパでWebから鉄道を予約

スイス国内はもちろん、スイスからパリまでの国境越えも、今回の移動はすべて鉄道です。鉄道マニアの方はご存知の通り、スイスは鉄道大国。ユングフラウ鉄道に代表される山岳鉄道、蒸気機関車、展望特急、高速鉄道などさまざまな種類の鉄道が網の目のように、たいして広くはない国内(九州より少し大きい程度)を走っています。そこで、


スイスパス フレキシー3日 セーバー 2等


鉄道乗り放題のパスなのですが、フレキシータイプは1か月間の中で連続しない任意の数日(3日~6日)に乗り放題のものです。また、セーバーパスとは2人以上で同一の旅程を行動することを条件に割安となります。種類と価格など詳しくはこちら
私は移動が連続しない3日間で、カミさんといっしょなので上記のパスで足りることになります。こういうパスの種類について知ったのも「地球の歩き方」からです。
次に必要なのは


TGV バーゼル-パリ(リヨン駅) 1等 指定席


ツェルマットからベルンまで行き、市内観光。さらにバーゼルまで行ってそこからパリ行のTGVに乗るのが今回の計画。TGVは全席指定なので、指定席を取らなければなりません。行ってみたら満席だったなんてことがないように、これだけは事前に予約を取りたいところです。

私がスイスパスとTGVのチケットを買ったのが「レイルヨーロッパ」というサイト(日本語あり)
このサイトではヨーロッパ全域の鉄道の切符と座席予約、多様な種類のパスなどを購入することができます。このサイトとスイス国鉄のサイト(英語)
と組み合わせれば、かなり細かく旅の予定が組めますし、予約も可能です。

ルツェルンからインターラーケンまでのゴールデンパスラインといわれる風景の奇麗な区間も座席だけ予約しました。これは必要ないかもしれません。

スイスパス               360ユーロ
TGVの乗車券・指定席券      182ユーロ
ゴールデンパスラインの指定席券  10ユーロ
手数料                  16ユーロ
送料                    12ユーロ
2人分合計               588ユーロ

送料とあるように、モノはDHLで自宅に届きました。

スイスパス
TGV


※私が購入した時はユーロ建てでしたが、現在レイルヨーロッパのサイトを見ても円建てとなっているようです。(2012年7月26日)

 


 


 


 


 


 


ユングフラウ鉄道も予約してしまおう



地球の歩き方に、今年はユングフラウ鉄道開通100周年で、記念の

「ユングフラウ センテナリー パス Jungfrau Centenary Pass」

が買えると書いてありました。これは今年だけの特別チケット。3日間連続してユングフラウ地区の鉄道、ロープウェイなどが乗り放題となります。スイスパス保持者は170スイスフランと割安となるのでこれはオトクです。
ホームページ(英語)を見ると
これもウェブから購入できそうです。

また、ユングフラウヨッホに行く日は日曜日です。誰かのブログで席が取れないことがあると書いてあったので、こっちもついでに席を確保することにしました。これらのチケットは


全部Eチケットで発券されるので、生成されたPDFを印刷すればOK。


簡単便利です。



2012年7月26日木曜日

準備編 8 ブライトホルン登山を申し込む

今回のスイスアルプスハイキングは近い将来への大きな目標への第一歩。下見だ。
というふうに思うとまた楽しくなってきました。
「地球の歩き方」にはたくさんのハイキングコースが紹介されていますが、ツェルマット周辺のコース紹介の中に見開き2ページで紹介されていたのが、

マッターホルングレッシャーパラダイス(3883m)からブライトホルン(4164m)



本文には、「少しの経験しかない登山者でもガイドの同行があれば、憧れのアルプスの頂に立つのも夢ではない」とあり、さらにブライトホルンは「アルプスで最も登りやすい4000m峰」とあります。
ムムム!行けるか?!


色々調べると、ガイドはツェルマットのアルパインセンターで申し込むらしい。ホームページは
http://www.alpincenter-zermatt.ch/willkommen.html (英語ページあり)


Webでいろいろ調べると、用具レンタルしてのブライトホルン登頂ツアーはけっこうポピュラーな感じ。日本人の方もたくさんブログで登頂記をアップしています。
標高差は281m、登り2時間半、下り1時間半の行程。雪稜ではあるが斜度は少なく、切れ落ちたような危険なところや雪庇、クレバスなどはガイドが熟知しているでしょう。空気はもちろん薄いでしょうが、標高差や登りの時間はさほどではありません。



ポイントは高度順化


「ひどい高山病にさえならなければ登れる」と判断しました。

アルパインセンターのホームページから予約を入れました。ツェルマット市内の宿泊予定ホテル名と携帯電話番号を入力する欄があります。個人でガイドを雇う場合と、5、6人ほどのグループツアーがあるようですが、我々はグループツアーに。支払いは現地払いにしましたが、クレジットカードでも受け付けているようです。
申し込むと1、2日で確認のEメールが届きました。2日前にはアルパインセンターに来てコンディションなどの確認をするようにとのことでした。
以下は予約確認メールです。氏名等基本情報の確認や注意書きの添付ファイルが別についていました。

Hello Mr. Oxxxxx
Thank you for your request. We are pleased to hear that you would like to climb the Breithorn.
You will find all the important information for climbing the Matterhorn and the General Terms of Business attached to this email..
For your reservation we need:
Name: Txxxxxxxi Oxxxxxxx
Climbing date (is not guaranteed, it is dependant on the weather and conditions on the mountain): WED 08.08.2012
Contact mobile phone number:
If you confirm receipt of this email, we will make a reservation.
Please don't hesitate to contact us if you have further questions.
Kind regards
Anja Pfammatter
Freundliche Grüsse
Zermatt Alpin Center
Bahnhofstrasse 58
Postfach 403
CH-3920 Zermatt





最初のパッケージツアーのハイキングからだいぶ変わってきた

ついに富士山より高い山に登ることになりました。そのため、前の日は高度に少しでも慣れようということで、オーバーロートホルン(3415m)まで登る予定にしました。これでも富士山よりは低いですが、穂高よりは高いです。私は3年前、仕事続きの疲れた状態で八ヶ岳に行ったとき、ひどい頭痛にやられて、下山後も丸1日治らず寝ていたことがあります。要は体調管理。








準備編 7 人生の目標が舞い降りる

高田馬場のカモシカスポーツで「Adventure Guides」AGツアー http://www.adventure-guides.co.jp/ のパンフレットを手にしたのは、申し込んでいたツアーがぽしゃって色々探していたころ。当時はスイスのハイキングもガイド付きツアーでないといけないと思い込んでいたので、大手旅行会社のツアーだけでなく、一番最初に見たアルパインツアーのような山専門のパッケージツアーも探していたのでした。
AGツアーの中には日程や条件にあるツアーはその中にはなかったのですが、私の心をとらえたのが

マッターホルン登頂ツアー


もちろん岩と雪の世界ですから、私などの夏山専門のおじさんにはそう簡単に手が届くレベルではないのですが、それでも国内のトレーニングプログラムまである。きちっと訓練すれば絶対不可能というものではないんだ、ということが何となくわかってきました。
そのガイドブックの中には、キリマンジャロ、アコンカグア(共にイモトアヤコがチャレンジしていましたね)、そしてヒマラヤの6000mまでツアーがある!



写真はヒマラヤのメラピーク 6473m
AGガイドの説明書にはこうあります。

「ヒンク谷の最奥にそびえるメラ・ピーク。谷
から見た山容は、周囲を岩壁で囲い一見難攻
不落な要塞のようですが、北東側に延びる稜
線はなだらかで広く、登りやすいルートとな
ります。山頂からは、エベレスト、カンチェ
ンジュンガ、ローツェ、マカルー、チョー・
オユーの8,000m峰5座を望む、大パノラ
マが広がります。」



行きたい!こんなことしたい! でもヒマラヤ!? 俺が? 行ける? 
学生の時行ったネパールで、ポカラからタトパニまでトレッキングをした時にプン・ヒルで見たアンナプルナとダウラギリは今でも目に焼き付いています。早朝誰もいない丘の上で、雲ひとつない快晴で、腹の底から「ウォー」と叫んだのでした。
8000mはもちろん不可能。でも低くても小さくてもあの頂の一つに立てるのか・・・・・・行けるかもしれない。もちろん節制、体力づくり、技術向上、経験が必要なのはもちろんですが、それでも夢のまた夢ではない。可能性のある夢です。実際メラピークとかアイランドピークとかを検索するとたくさんの日本人の方が登っていることがわかります。

いつかはアルプスに、そしてヒマラヤに。


そう思い始めたのです。今の土曜も毎週仕事の環境ではなかなかハードルは高いのですが、一生の目標にするにふさわしいものだと思いました。

準備編 6 ホテル予約にストリートビューの威力

ホテルは海外のホテル検索サイトの日本語版がとても便利。楽天トラベルなどでも調べましたが、リストアップされてくる量が全然違います。
で、今回使ったのは、エクスペディア http://www.expedia.co.jp/
価格比較はしませんでした。3年前のベトナム・シンガポールの時に使って、特にトラブルがなかったから。

今回のホテル選びのポイントは

荷物を持って移動するので、駅に近いこと


最初は口コミ評価を気にして「感じのいいところ」「団体客のいないところ」なんて調べていたのですが、今回一番重要なのが「駅近」。それで下のような結果になりました。


グリンデルワルト(2泊) Derby Hotel           46,772円
ツェルマット(3泊)     SCHWEIZERHOF        69,300円
パリ(2泊)         Novetel Paris Gare De Lyon 37,374円

スイスは1泊あたり23,000円、パリは18,000円。スイスは観光シーズンなので高いんでしょうか。
パリのホテルはTGVが到着するリヨン駅に近いところということで、この他に駅に隣接して建っているメルキュールホテルも選択肢にあったのですが、サイトの口コミ評価が低かったので、少し高くてもいいやと思ってノボテルにしました。


最近はストリートビューという便利なものがあるので、現地に行く前から疑似体験できちゃうんですよね。


ストリートビューは便利、でも若者は使ってはいけない。



今回はリヨン駅に降りて大きな荷物を持ってウロウロ探し回るのが嫌だったのでストリートビューを使って駅からホテルまでの行き方を確認しました。それで見てみると駅前とはいえ、結構歩くような。


バックパッカー的一人旅は、街に降り立ったときのワクワク感が醍醐味の一つ。あんまりストリートビュー使いすぎると、既にその街に行った気になっちゃう。やめておいた方がいいです。

準備編 5 やっぱり「地球の歩き方」に落ち着く


旅程を決めるのに役に立ったのはやっぱり「地球の歩き方」。30年前にインド・ネパールに行った時から私にとってガイドブックといえばこれ。当時はまだアメリカとヨーロッパと東南アジアぐらいしか出版されていなかったんじゃないかな。若者がひとりで海外旅行に出かけていく時のバイブルのようなもの。以来若者はとっくに通り過ぎた今でも、仕事で2、3日、1都市の出張の時でも私は結局このシリーズを買ってしまいます。
このガイドブックの最大の特長は次の三つでしょう。

自力でで移動するための情報・ノウハウに詳しい。

コミュニケーションのための会話例が充実している。

その国の歴史と文化、人々の生活のコラムが楽しい。何より文章が上手い。


旅の楽しさは、自分で計画を立てて自分で歩くことであり、異国の歴史と文化を理解して敬意を払うことであり、その国の人々と積極的にコミュニケーションをとって触れ合うことである、という明確なコンセプトが伝わってきます。


さて、このガイドブックを読み込んでいくうちに、スイスハイキングについて次のようなことが分かってきたのです。

ハイキングに、ガイドは必要ない


外国でハイキングをするのにガイド付きのツアーじゃないとできないと勝手に思い込んでいましたが、複数のガイドブックを見ていくうちに、もっと手軽に楽しめるものなんだということがわかってきました。先のるるぶのガイドマップなどを見れば、ルートは登山鉄道やロープウェイで登った先からの下りを紹介していることが多いし、ハードな登りもない。自分たちで気ままに歩けばいいんだということがやっとわかってきたのです。

グリンデルワルトは志賀高原の蓮沼、ツェルマットは白馬?


私が想像するに日本で一番近いイメージの場所です。もちろんスケールも人の数も全然違うしカナメの登山鉄道もないのですが、冬はスキー場で、夏も数本のゴンドラやリフトが動いており、ハイキングコースが複数ある。ガイドなんて必要としていないほどわかりやすく、思い思いに好きなコースをたどって楽しむことができるところ。

かくしてハイキングも自由に考えることができるようになりました。


2012年7月25日水曜日

準備編 4 航空券を捨て、TGVで陸路パリへ

さらっと書いてしまうにはもったいないほどあーだこーだ悩みました。結局パリ乗り継ぎ便を使うことが大きく全体に影響を与えました。

アルプスハイキング>スイス中世の街並み見物>パリの美術館見学


上記3つのポイントを盛り込んだ、まさに個人旅行ならではの日程が出来上がったわけです。パッケージツアーではありえない。


  • 第1日目 00:40羽田発、同日朝パリ着、乗換 チューリッヒ着11:40
           チューリッヒ (電車) ルツェルン 市内見学1時間
           ルツェルン (電車) グリンデルワルト  グリンデルワルト泊
  • 第2日目 ハイキング                   グリンデルワルト泊
  • 第3日目 午前中ハイキング 午後ツェルマットへ電車で移動
                                    ツェルマット泊
  • 第4日目 ハイキング                   ツェルマット泊
  • 第5日目 ハイキング                   ツェルマット泊
  • 第6日目 ツェルマット(電車)ベルン 市内観光2時間
          ベルン(電車)バーゼル(TGV)パリ     パリ泊
  • 第7日目 パリ市内観光                  パリ泊
  • 第8日目 11:00パリ発、翌日06:00羽田着



チューリッヒ - パリ の航空券を捨て、TGVで陸路パリへ


これが一つのポイント。ツェルマットからベルン経由でチューリッヒに戻り、そこからパリまで飛行機で飛ぶより、ベルンからパリまで出ている特急TGVに乗ったほうが時間的に都合がいいだろうと思いました。ただしこの部分だけの航空券のキャンセル・払い戻しはできないということなので、捨てることにしました。
今思えば、パリまでの往復を買い、行きのパリ-チューリッヒは片道だけを別途購入したほうが安かったかもしれません。でも航空券買った時はそこまで考えていなかったので仕方ないですね。













準備編 3 航空券購入 使いやすいサイトは

格安航空券といえばHIS?


HISは私が30年前の学生時代のころから有名になってきました。私もインド・ネパールに行くときに新宿西口の古いビルの中に入っていたHISを訪ねたことがあります。というわけで、まずはHISで検索。しかし結果的には使うのを途中でやめました。
何が悪いかというと

  1. 検索結果表示のデフォルトが「オススメ順」。いきなり80万円のノーマルチケットが一番上に出てくる。
  2. 「空席を確認する」ボタンを押した後、けっこう待たされる。で多くは「座席はありません」と出てくる。いちいち疲れる。
  3. 「空席を確認する」ボタンでときどき画面がフリーズする。これも疲れる。
  4. 「空席を確認する」ボタンを押して、空席あってはじめて発着時間・乗り継ぎ飛行場が確認できる。

SKYGATEというサイトを使う。そしてパリに行くという素晴らしいアイデアに出会う。


検索エンジンで「東京 チューリッヒ」で検索すると、「空丸」というのと「スカイゲート」というサイトが上位に現れます。空丸は安い順に表示されますが。空席照会してから待たされ、結果多くが「空席なし」。この点はHISと同じでした。

スカイゲートは行先都市と日付を入れた後の最初の検索の時間が長いのですが、表示されて出てくるのは安い順で、しかも「空席あり」との表示が。なので無駄な時間が少ない。イライラ-ガッカリがないという大きな長所がありました。しかも発着時刻や乗り継ぎ時刻・場所の表示もスムーズ。もちろん料金も。サイトとしてはとても使いやすいです。

スイス航空の直行便は「格安」の域を超えていたので諦め、乗り継ぎ便しか選択肢はありませんでした。そこでいかに時間を有効に使えるかと値段とのバランスを見ながら探したわけですが、その時にこのスカイゲートのサイトが一番探しやすかったのです。

そして見つけました。

羽田空港00:40発パリ行 日本航空JL41便


羽田発着!仕事から帰一度家に帰って出かけても間に合う、時差の障害が少ない深夜発。チューリッヒに昼前に着いて時間が有効に使える。おおっ、いいではないか。見ると「あと4席」・・・
「購入」しました。ほかのサイトと比較もせずに。

08/04 00:40羽田発              06:20パリ着
           10:20パリ発               11:40チューリッヒ着

08/11 07:35チューリッヒ発  09:00パリ着
           11:00パリ発               06:00羽田着(翌日) 

二人で 480,130円 すべて込み値段


パリ乗り継ぎ、だけど市内見物する時間はない。せっかくだからパリが見たい。もう2度と行かないかもしれない・・・

急速にパリに気持ちが傾いていく


これでまた予定が大きく変わっていくことになります。


最後にHISの名誉のために付け加えると、今日改めて同じ条件で検索してみたら、例えばKLMオランダ航空でチューリッヒまで往復の場合、HISのほうがスカイゲートより5000円ほど安かったです。









2012年7月24日火曜日

準備編 2 ツアー最少催行人数に達しませんでした

スイスアルプスでハイキングは我ながら素晴らしい旅行計画と浮かれる


まずはじめに買ったガイドブックがこれ。
  「るるぶ スイス」


この中に取り外して別冊として使える「ハイキングガイドマップ」が」ついており、これがとても良いのです。グリンデルワルト、ツェルマット、サンモリッツ、シャモニー周辺の主なハイキングコースが紹介されているのですが、申し込んだパッケージツアーで歩く予定のコースの説明がすべて載っています。地図は大きいし、コース説明のほか高度表や所要時間も細かい。使えそうです。

あとは数少ない夕食のつかない日のディナーをどうするか?それだけ考えればよい。


今思えば本当にパッケージツアーは楽です。ハイキングの道具で特に買い足すものはないし、パスポートもOK。手付も払った。あとは待つだけ。なんだか申し込んだことすら忘れてしまいそうになっていた7月のある日、ツアー会社から自宅に電話が。


ツアー最少催行人数に達しませんでしたので、この日程は中止になりました。



確かに15人という人数は???と思っていたのですけれど、夏休みだし、まさか埋まらないとは。
そりゃないよと嘆いてもはじまりません。他のツアーをまた探し始めます。


スイスの山も街も行くパッケージツアー



でもこれが無い。いろいろ探したけれど無い。今更ハイキングだけもつまらないしハイキング無しのスイスもあり得ない。かくして旅行計画は振出しに戻りました。
知り合いの旅行会社社員に相談しようかと思いましたが、結局

すべて自分で手配する


と決めました。思えば30年前のインド旅行から3年前のベトナム・シンガポールまで、パッケージツアーに乗ったことは一度もないわけで、これまで通り。何とかなる。

準備編 1 結婚25周年の記念に。。。ヨーロッパだ!

結婚25周年なので・・・

シルバー婚です。どーんと自分たちでお祝いしようということで、海外旅行に行くことにしました。二人で海外に行くのは3年前のホーチミン・シンガポール以来。二人とも東南アジア暮らしは長かったけど、欧米には行ったことがない(昨年、私はニュージーランドに出張、カミさんは友達とハワイに行ったのが初の脱アジア)ので、アメリカかヨーロッパへ行こうということになりました。期間は2012年8月4日から8~9日程度。

あれこれの国や街に思いを巡らせていくうち、「スイスでハイキング」を今回の旅行のテーマにすることに決め、ツアーを探し始めました。山歩きの好きな私としてはスイスでハイキングするのは本当に大きな意味を持つイベント。まあはじめてのヨーロッパだし、歳もトシだし、ハイキングだしということでパッケージツアーを当たりはじめます。気持ちは一気に盛り上がっていったのです。

最初に見たのは海外登山専門の旅行代理店、アルパインツアーサービスのコレ
  「グリンデルワルト&ツェルマット 滞在たっぷりハイキング8日間」
何しろ楽しそう。憧れのマッターホルンの麓を歩けて、テレビでよく見るユングフラウヨッホにも登山電車行ける。ひたすらハイキングで日程もぱっちり。これだ!と思ったのですが、カミさん曰く、

 

「歩いてばかりなのはイヤ」


うん。なるほど。せっかくヨーロッパ行くのに山しか見ないなんて。山が好きな人なら満足かもしれないけど、それほどでもない人が「せめてヨーロッパらしい風景も見たい」という気持ちもわかる。

で、最後にたどりついたのが阪急交通社のコレ
 「Crystalheartゆったり旅するスイスアルプスハイキング10日間」
前のツアーに加えてアルプス最高峰のモンブランにも行けて、シャモニーからチューリッヒに戻る途中でレマン湖や世界遺産のベルンの街や古都ルツェルンにも寄る。ガイドブック見るとベルンの街なんかは中世の街並みを残していかにもヨーロッパ!って感じ。しかもスイス航空の直行便で、昼夜(全日ではないが)の食事も付いて、山岳蒸気機関車に乗れて、10日間なのに安い!(比較的、それは夏休み値段ですからそれなりには)。

 

「これしかない!」


と申し込みました。これが6月上旬。でもそう簡単には行かなかったんですね。